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バセドウ病は、自己免疫疾患の一種であり、甲状腺の機能亢進症の一形態です。バセドウ病では、免疫系が誤って甲状腺を攻撃し、甲状腺ホルモンであるトリヨードチロニン(T3)とチロキシン(T4)の過剰分泌を引き起こします。また、しばしば甲状腺刺激ホルモン受容体(TSH-R)に対する自己抗体の生成も関与しています。

特徴

  1. 甲状腺機能亢進症(甲状腺機能亢進):甲状腺が過剰に活動し、体内の代謝が加速されます。体重減少、多飲多尿、手の震え、多汗、神経過敏、息切れなどの症状が出る場合があります。
  2. 眼窩症状(眼球突出症、眼瞼浮腫):眼の周囲の浮腫や眼球の突出などの症状が出ることがあります。
  3. 甲状腺腫脹(甲状腺の腫れ):触診で甲状腺(首部分)の腫れが確認されることがあります。